RSIを使った手法

RSIとは?

ポイント2|RSIとは?

相場の過熱感がひと目で分かる指標

RSIの最もスタンダードな使い方は、上のチャートのように買われ過ぎ、売られ過ぎを判断するというもの(0〜100の数値で表す)。設定期間内で一方的に相場が動けば、上か下どちらかにRSIの数値も偏っていきます。なお、RSIの期間は5に設定します。

逆行現象に注目してみよう

まだローソク足が上昇しているのに、RSIが既に下落を始めている場合、上昇の力が弱まっていることを示唆します。こういった逆行の現象はダイバージェンスと呼ばれ、反転のサインとして用いられます。上のチャートの場合、緑色のバーで示した部分がそれにあたります。

長短時間足の連係で高精度のトレード

エントリーは三種類の時間足を全て使います。4時間足でトレンド転換したら、突出した安値に水平線を引き、エントリーの基準とします。

 次に15分足で、この水平線付近から反転したタイミングで、RSIも20%から反転していれば、これも条件クリア。

 最後に1分足のRSIが20%から反転したタイミングで買いエントリーをします。

 利益確定はシンプルで、RSIが80%に到達したらすぐに実行。このとき、1分足基準での直近高値があれば、利益確定の基準にできます。

 損切りは、4時間足の突出した安値付近で行います。4時間足ベースの効いているラインは、1分足では強く機能するため、これを利用します。

ポイント1|長期足のトレンドラインでトレンド転換を判断

ポイント1|長期足のトレンドラインでトレンド転換を判断

新しい流れの開始を斜めの線で判断する

トレンドラインとローソク足がクロスしたタイミングでは、それまでのトレンドが終わり、新しい流れが始まることが多いです。この判断を、4時間足で行うことで、1分足でのスキャルピング成功率を高める狙いがあります。

高値同士、安値同士を結ぶ

トレンドラインとは、高値と高値、安値と安値を結んだ線のこと。ダウ理論の考えに基づき、安値同士が切り上がっていれば上昇トレンド、高値同士が切り下がっていれば下降トレンドと判断します。そして、そのラインを価格がブレイクしたとき、それまでの流れが転換したと判断するのがセオリーです。

エントリー|4時間足転換後、15分足、1分足のRSIを確認

エントリー|4時間足転換後、15分足、1分足のRSIを確認

1. 4時間足でトレンド転換後、安値に水平線を引いて、押し目(15分足の水平線まで下落し、RSIが20%以下)になるのを待つ

2. 1分足の水平線付近で、RSIが20%から反転で買いエントリー

機能しそうな水平線を引く

トレンド転換後、4時間足基準で値動きが反転した水準に引いた水平線が、エントリーや損切りの基準になります。長いヒゲの先端、2本のローソク足の高値や安値が揃っている水準などが狙い目になります。

決済|利益確定はRSI、損切りは4時間足の水平線

決済|利益確定はRSI、損切りは4時間足の水平線

3. <利確>1分足のRSIが80%に到達したら利益確定

利益確定のルールは非常にシンプルで、RSIが80%に到達したら利益を確定します。このとき、1分足基準で直近の高値付近に到達していたら、一度はこの水準が抵抗になると判断してOK。さらに精度が高まります。

4. <損切り>4時間足で機能している水平線タッチで損切り

損切りは、4時間足で既に引いている水平線を基準に行うのが良いでしょう。狭い値幅を狙うスキャルピングですので、あまり深追いしないようにしてください。

トレード例①|トレンド転換初動の優位性のあるスキャル(ドル円4時間足・15分足・1分足 )

トレード例①|トレンド転換初動の優位性のあるスキャル(ドル円4時間足・15分足・1分足 2018年10月17日)

1.4時間足のトレンドラインを上抜いたので、水平線を引く

2.15分足の水平線付近でRSIが20%から反転。さらに、ローソク足下落+RSI上昇の逆行現象も確認

3.1分足の水平線付近でRSIが20%から反転したので買い。順調に上昇してRSI80%、+10pipsで利益確定

トレード例②|逆行現象も利用して手堅く利益を確保!(豪ドル円4時間足・15分足・1分足 )

トレード例②|逆行現象も利用して手堅く利益を確保!(豪ドル円4時間足・15分足・1分足 2018年11月21日)

1.4時間足のトレンドラインを下抜いたので、水平線を引く

2.15分足の水平線付近でRSIが80%から反転。さらに、ローソク足上昇+RSI下落の逆行現象も確認

3.1分足の水平線付近でRSIが80%から反転したので売り。順調に下落してRSI20%、+4pipsで利益確定。

タイトルとURLをコピーしました