日本特有のゴトー日の値動きに注目してトレードを行うEA
PF:3.73・収益率:87.13%・勝率:68.12%
EA概要
ゴトー日の仲値が決まる時間を意識してトレードを行うEAです。
ゴトー日の、指定した取引開始時刻にトレードを開始し、取引終了時刻に決済します。
なお、次のゴトー日が休日(土日祝)の場合、直前の平日がゴトー日になる「前倒しゴトー日」にも対応しています。
祝日の中には、年によって日が変わるもの(第○週月曜日、春分の日、秋分の日)もありますが、それらにも対応しています。
ストラテジー
通貨ペア[USD/JPY]
取引スタイル[デイトレード][スキャルピング]
最大ポジション数1
運用タイプ1枚
運用最大ロット数100
使用時間足M1
最大ストップロス-
テイクプロフィット-
両建てなし
リアルフォワード
ゴトー日と仲値について
ゴトー日とは、5または10が入る日、つまり「5日、10日、15日、20日、25日、30日」を指します。
ただし、月末日が30日以外の月は30日の代わりに月末日が入ります。
日本の商慣習上、ゴトー日は資金需要が増えるとされています。
月末日については見解が分かれるかもしれませんが、月末日をゴトー日とする記事が多く存在し、月末日も資金需要が増えるとされていることから、その考えは妥当と判断して採用しています。
また、仲値とは、金融機関が毎営業日9時55分に決定する為替レートです。
金融機関がその日に決済する為替レートがその値になるわけですが、レートが高い、つまりドル高・円安だと金融機関にとって利益になります。
以上から、ゴトー日の仲値が決定する「5日、10日、15日、20日、25日、30日の9時55分」にかけては、ドル高・円安になりやすいと言われています。
また、同日の9時55分から先は、その反動でドル安・円高になりやすいと言われています。
取引を行わない日
以下の日については、ゴトー日であっても取引を行わないようにしています。
(ただし、下記に含まれるゴトー日が休日の場合は、直前の営業日に前倒しゴトー日として取引が行われます)
・クリスマス(12月25日)
25日なのでゴトー日であり、平日であれば日本の為替市場は開いていますが、MT4のチャートは停止します。
(海外では休場になるためだと思います)
ただし、停止するのは日本時間の25日7時で、0時の時点では動いています。
そのため、「取引開始時刻」を7時より前に設定していると取引を開始します。
ところが、仲値が決定する時間であり、大抵は「取引終了時刻」に設定するであろう9時55分はチャートが停止しています。
その時間に決済できず、翌営業日までポジションを持ち続けてしまう可能性があります。
そのような事態を避けるため、処理を中断させています。
・年末年始(12月31日~1月3日)
12月31日は月末日であり、1月3日は前倒しゴトー日になる可能性があります。
ですが、12月31日から1月3日は金融機関の非営業日のため仲値が決定されません。
仲値が決定されなければ、ゴトー日であっても取引を行う前提条件が成立しないため、処理を中断させています。
口座履歴の表示期間について
必須ではありませんが、MT4の「口座履歴」タブの表示期間を「全履歴」以外に設定することを推奨します。
EAの挙動に影響を与える可能性があるためです。
取引開始の可否を判定する時、取引履歴を検索し、その日に取引を行っていないかどうかを確認しています。
その検索対象は、「口座履歴」タブの表示内容と同一になっています。
そのため、表示期間が「全履歴」の場合、全ての履歴を検索することになります。
履歴の件数が多いほど検索対象が増え、処理に時間がかかるようになります。
極端に多くなければ問題ないと思いますが、もし動作が重くなるようなことがありましたら、設定をご確認ください。
パラメータ
注文種別
買いトレードを行うか、売りトレードを行うかどうかを設定します。
当EAを2つ稼働し、一方では取引終了時刻が9時55分の「買い」、もう一方では取引開始時刻が9時55分の「売り」とすることで、前者は9時55分にかけてのドル高・円安傾向、後者は9時55分からのドル安・円高傾向を意識したトレードが行なえます。
ロット数
トレードを行う際に設定されるロット数です。
0の場合は可変ロットになります。
可変ロット計算時に参照する金額
可変ロットの時、ロット数を計算する際に参照する金額の種類です。
「口座残高」「有効証拠金」「余剰証拠金」の中から選択可能です。
1ロットあたりの金額
可変ロットの時、ロット数を計算する際に基準となる値です。
ロット数は、「可変ロット計算時に参照する金額÷1ロットあたりの金額」で計算されます。
例えば1000000を設定した場合、金額が10000(円、ドルなど)の時には0.01ロット、100000の時には0.1ロット、1000000の時には1ロットが設定されます。
最大ロット数
可変ロットの時、計算されたロット数がこの値を上回っている場合、この値に調整されます。
(固定ロットの時は、固定ロットの値がそのまま設定され、この値による調整は行われません)
最大ロット数は業者によって異なりますので、業者に応じて設定してください。
利確幅(単位:pips)
0以外の値が設定されている場合、取引時に、その値に応じた決済指値が設定されます。
対円の通貨ペアの場合、1pipsは1銭(0.01円)です。
買いポジションの場合は取引価格+利確幅、売りポジションの場合は取引価格-利確幅が決済指値となります。
(例)
通貨ペア:米ドル/円
取引種別:買い
取引価格:100.00
利確幅:10
↓
決済指値:100.10
損切幅(単位:pips)
0以外の値が設定されている場合、取引時に、その値に応じた決済逆指値が設定されます。
対円の通貨ペアの場合、1pipsは1銭(0.01円)です。
買いポジションの場合は取引価格-損切幅、売りポジションの場合は取引価格+損切幅が決済逆指値となります。
(例)
通貨ペア:米ドル/円
取引種別:買い
取引価格:100.00
損切幅:10
↓
決済逆指値:99.90
取引開始時刻(時)
取引を開始する、つまりポジションを持つ時刻の「時」の値です。
取引開始時刻(分)
取引を開始する時刻の「分」の値です。
取引終了時刻(時)
取引を終了する、つまりポジションを決済する時刻の「時」の値です。
取引終了時刻(分)
取引を終了する時刻の「分」の値です。
金曜日のみ取引を行う
この値がtrueの時は、ゴトー日であっても、金曜日ではない場合はトレードを行いません。
金曜日のゴトー日は、特にドル高・円安の傾向が強いと言われています。
昨日もゴトー日だった場合は取引を行わない
この値がtrueの時は、今日はゴトー日だが昨日もゴトー日だった場合、処理を中断します。
falseの時は、中断せず取引を行います。
ゴトー日が連続する頻度は非常に低いですが、今日は前倒しゴトー日で昨日は通常のゴトー日だった時に起こります。
例えば、2021年7月20日と21日がそれに該当しますが、値がtrueの時は、20日は取引を行い21日は行いません。
falseの時は、20日・21日共に取引を行います。
注意
昨日もゴトー日の時は、取引を行わないほうが良いと思います。
ゴトー日は資金需要が高まる傾向があることで注目されるものですが、連続した日は需要が高まるとは思えないためです。
ただ、ゴトー日トレードの規則を遵守すれば取引を行うべきではあるため、行わないかどうか切り替えができるようにしました。
取引開始時刻の後も取引を開始する
この値がtrueの時は、取引開始時刻から取引終了時刻までの間を取引開始可能時間として処理を行います。
falseの時は、取引開始時刻のみ取引開始可能時間と判断します。
(例)
取引開始時刻:9時0分、取引終了時刻:9時55分
値がtrue→取引開始可能時間:9:00:00~9:54:59
値がfalse→取引開始可能時間:9:00:00~9:00:59
チャートは日本時間
この値がtrueの時は、チャートは日本時間(GMT+9)とみなし、チャートの時間を変換せず処理を行います。
falseの時は、以下のようにチャートの時間を変換し、その時間を日本時間として処理を行います。
・夏時間(3月第2日曜日〜11月第1日曜日)の場合:GMT+3とみなし、日本時間との時差である6(9-3)時間を加算します。
・冬時間(11月第1日曜日〜3月第2日曜日)の場合:GMT+2とみなし、日本時間との時差である7(9-2)時間を加算します。
口コミ
安心感があります。
数か月稼働していますが、エントリー時間が限られていてリスクが小さく、安心して使用できそうです。
実需で稼ぐ
ゴトー日の決まった時間に買って決まった時間に決済するというEAですが、アノマリー系なので安心感があります。