トレンドの転換が分かる!
TD Sequential(TD シーケンシャル)とは?
TD Sequentialとは、相場のサイクルを判断して相場の天井と底を判断することができる稀有な指標です。
もちろん100%完璧に天井と底を取ることなんてできませんが、相場のサイクルを見て「この辺で反転しそうだな・・・」といった感じで目星を付けることはできますし、他の指標と組み合わせることで確度を高めることもできます。
TD Sequentialの考え方
TD Sequentialでは現在の価格と過去の価格を比較して、ローソク足に1~13の数字をカウントしていきます。
チャートが数字だらけになって混乱しそうですが、この中で注目する数字は9と13だけです。
それぞれの意味合いは以下の通りです。
- 【9】が出たら短期的なトレンド転換。押し目や戻りを形成する可能性大。
- 【13】が出たらトレンド転換
つまり、ローソク足上に【9】か【13】の数字が出たらトレンドの転換の可能性がある、と解釈します。
TD Sequentialの例
ではTD Sequentialの例をご覧ください。
これが典型的なパターンです。
13でそれまでのトレンドが大きく反転し、その過程にある次の9で小反発しています。
毎回必ずこうなるわけではありませんが、これがTDシーケンシャルの凄さと言えます。
これは9で本格的にトレンドが反転したケースです。
トレンドがそれほど強くない場合は、9で完全反転することもよく見られます。
13で大反転したケースです。
見事に相場の底を捉えていますよね。
私の経験的には、9で大した反発が無い場合、その後の13では目立った反発があることが多いです。
最後が失敗パターンです。
ジリジリと上昇や下落が続く局面では、TD Sequentialの9や13でも反転しないこともあります。
TD Sequentialは優秀なインジケーターですが、完璧ではないわけですね。
TD Sequentialのメリット
TD Sequentialは9と13という数字に注目すれば、相場の反転ポイントのが予測できる優れたインジケーターです。
また、TD Sequentialは、トレンドが続く限り数字が続きます。
そのため、数字を見るだけで現在の相場がどれくらい過熱しているのか、あとどれくらいしたらトレンド転換が近いのかが分かるメリットもあります。
( 8や12が出たら、転換が近いと考えるわけですね )
ただし、TD Sequentialをメインにしてトレンドの逆張りを狙っていくやり方は推奨しません。
長期的なトレンドの押し目や戻りを形成している中で、9や13が出た際にエントリーする。
すでにポジションを持っている際に利食いの参考として利用する。
といった使い方が良いと思います。
実践的なTD sequentialの使い方
上位時間足と組み合わせて使う
TD Sequentialをメインに取引する場合は、上位時間足の押し目や戻りを狙う場合に使えます。
上位時間足が下降トレンドで、メイン時間足が上昇していて9や13の数字が出てきたら売る
⇒戻り売り
上位時間足が上昇トレンドで、メイン時間足が下降していて9や13の数字が出てきたら買う
⇒押し目買い
一例をご紹介します。
まずは上位足として1時間足からです。
1時間足ではダウントレンドです。
水色の水平線がサポートでしたが、それを下にブレイク。
赤い縦線の所で戻してきています。
このポイントはサポートがレジスタンスに切り替わって戻り売りを狙いやすい所です。
そこで買い足の5分足を見ます。
赤い縦線は1時間足と同じところです。
5分足では上昇していますが、1時間足のレジスタンスに当たってからTD Sequentialの13が出ています。
ここでショートエントリーします。
※ バイナリーではなくFXの手法になりますが、かなり使える手法です。
バンドウォークして勢いよくトレンドが進んでいる場合は負けることもありますが、チャートの動きがなだらかな時はかなり勝率が高いのでお勧めします。