肝に命じる「FX・これをやったら負けパターン」5選
リベンジトレード
負けトレードを取り戻す目的で行われるのがリベンジトレードです。
手法通りに遂行する場合、負けた後に、無意味にトレードを避けるべきではありません。
勝率6~7割だとしても、勝敗の内訳はランダムに近い為、臆せずトレードを行う必要があります。
しかし、負けを取り戻そうと考えるリベンジトレードの場合は、目的が違うので基本、負けます。
相場には地合があり、勝つ時は泣く子も爆笑するほど勝つし、負ける時は布袋尊(七福神)も号泣するほど負けます。
ジンクスのように感じますが、さまざまな環境を洗い出してみると、実は合理的説明の付くことが多いものです。
負ける時は、自分の手法に適合しない相場の可能性が高くなっています。
負ける時は、連続して負ける!
これは特に初心者ほど多く見られる、純然たる事実ですから、肝に銘じておきましょう。
つまらぬ復讐劇に酔ってはいけません。
今後もチャンスは来るのですから、勝ちやすい時に、勝ちましょう。
感情トレード
冷静な者だけが生き残る世界です。
熱意と興奮は似て非なるものです。
学習や、FXに対する情熱は欠かせませんが、トレード中はクール&クレバーでなければいけません。
ところが多くはクレイジーです。
情熱を維持して冷静さを保つ行為は、氷炎属性を両立させる微妙な感情コントロールが必要です。
トレードは、理性のゲームです。
格闘技や武術も、有段者になるほど理性が勝敗を分けます。
トレードでは「相手を熱くさせる戦術」は使えませんが、「大衆が熱くなる場所」は利用できます。
自分が熱くなっているなら、当然、負けるでしょう。
負けてムカムカしてきたら、「ふ~ん」とやり過ごしてやりましょう。
これを、ムカフーンの境地と呼びます。
チャートオープン即エントリー
あなたが何気なくチャートを開いたその時に、丁度エントリーポイントである可能性は、激低です。
ですから、これが多いと必然的に負け率は上がります。
電子レンジじゃありませんから、開けたらいつも食べ頃という事はありません。
魚でも釣るように、優雅に待ちましょう。
そして優雅に勝ちましょう。
ドテン
ドテン(途転)が悪い訳ではありません。
しかし高度なスキル、決断力、瞬発力、本質の理解、が必要です。
初心者が気軽に使えば、毒にしかなりません。
特に、本質を理解しないままクセになると、型が崩れます。
相場の転換点で反対ポジションに持ち変えて、両方で勝つのは経験と技術、精度が必要です。
両方で負けるのは簡単ですが、両方勝つのは至難の業なのです。
負けた後のハイロット
マーチンゲール・ナンピン・逆ピラミッディング
負けた後にロットを増やす手法(資金管理)も確かにあるし、有効です。
しかし、多くの初心者のそれは
もともとそんな手法でもないのに、思いつきの施策で実行する事がほとんどでしょう。
にわか仕込みさえしていない技が炸裂する事はありませんから、負けを加速させる結果に終わります。
身の丈を越えたポジションサイズはトレーダーを一気に自滅に追い込みます。
ハイロットはただでさえ判断力を奪う魔力がありますが、負けた後にこれをやると更に効きます。
負けてロットを増やす行為は、負の方向に複利を使うのと同じなので、爆発的に負けやくなります。
本当はその逆がやりたいんですよね。
だったら、逆の事をしなければいけません。
後書き
上の5つは、全てポジポジ病に通じます。
ポジポジ病も、分解すればいろんなタイプ、場面がありますので、自分のクセを把握しておくのが良いでしょう。
トレード中に上のどれかをやりそうになったら危険信号です。
深呼吸して落ち着きましょう。
何か気づく事がありませんか?
負けパターンの多くは、自分の問題です。
手法や理論も勿論大事ですが、それだけでは勝てない理由が解ります。
相場を変える事はできませんが、自分を変える事はできます。
負けパターンの多くは、相場でなく、自分の問題なのです。
手法や相場ばかり追求していませんか。
何を学べば、勝てるでしょうか。