まずは、下図を見て何を感じるでしょうか?
何も感じないようではトレーダー失格です。
まあ、タイトルでブレイクアウトって言っている以上解ると思いますが;
伝家の宝刀:ブレイクアウト
今回はレンジ抜けブレイクアウト手法の解説です。
ブレイクアウトの中でも、
もう鉄板中の鉄板と言えるパターンを紹介します。
48の殺人技のひとつ(解る人だけ)といって良いでしょう。
落ち着いてやれば誰でもマスターできると思います。
出現頻度も割と高めで、解り易く使い勝手も良いので、
是非身に付けておきたい技です。
使うものは水平線1~3本です。
このように赤いラインを引けているでしょうか?
チャートは2015-06-26時点のGBP/JPYの1時間足(業者:XM)です。
上側のラインは点線で引くか実線の位置で引くかは個人差がでますが、
どちらでも良いです。
主役は下側のラインです。
一番左で、大きく価格を上げた後、最高値を付けてその後下落、
その下落が初めに止まったのが一番左の四角の位置ですね。
あとはその価格を基準にするように、何度も下値が支えられています。
ナルトとサスケの戦いで、
「ここから一歩でも下がったらオレをやれ」
と言わんばかりに、守られていたラインです。
(解る人だけ)
その後ついに均衡が破られ、矢印のところでラインを突破します。
これれセットアップ完了です。
舞台の幕が開いたようなモノですので、
楽しんで集中しましょう。
矢印の部分を拡大します。
絵に書いたように反発するラインを青い矢印で抜けた後、
すぐに仕掛けるのは早計です。
より確度を高めるには、戻りを待ちます。
図で解る通り、水平線は上からでも下からでも反発する性質があります。
必ず反発するとは限りませんので、反発を確かめて入る感じです。
なぜ、ブレイクアウトで飛び乗らない方が良いかというと、
ストップロスの問題があります。
青の矢印で飛び乗った場合、
損切りまでの距離が長すぎるので損益比率が悪くなり、
例え勝ててもこのようなトレードを続けるとトータルで負けやすくなります。
従って、その後の反発を確認してからエントリーするのが良いでしょう。
理想形は、赤○の辺りでエントリーして
直近高値の少し上にSL、
上のレンジ幅と同等の幅を利食い目安にしてその手前で手堅くTPです。
これで鉄板トレードの完成です。
今回、恐ろしく鉄板な理由は、基準とした水平線の反発回数です。
通常、反発回数が多い程、
又、継続した時間が長い程、ラインの信頼度は高くなります。
しかし突破されないラインも存在しない為、いつかはブレイクアウトします。
いつブレイクアウトするかは神の味噌汁、いや神のみぞ知るですが・・・
後書き
①何度も反発した水平線を見付ける
②ブレイクアウトを待つ
③ブレイクする(ネコみたいに飛び付かない事!)
④戻りを待つ(まだ買わない!)
⑤反発を確認(③~⑤を「ロールリバーサル」といいます)
⑥エントリー(鉄板!と叫びながら)
もちろん、損益比率は計算して下さいね。
1:1以上は必要です。
また、すぐ下に別の強い支持線がある場合は成功率が下がります。
今回の様に、一気に伸びた(チャート左側)後のライン抜けは、
一気に伸びた価格分だけ、一気に下げる可能性がありますので特に狙い目です。