5分で分かる先物取引(日経225ミニ、日経225マイクロ)

日経平均株価がこの先上がるか下がるかを予想して取引する日経225先物。その魅力は、何と言っても、日経平均株価指数に連動するわかりやすさ!銘柄選びのわずらわしさもなく、さらに、「売り」から始めることができるため、相場下落局面にも利益獲得のチャンスがあります。

中でも、日経225ミニなら取引単位が日経225先物取引の10分の1で手数料は35円/枚(税込:38.5円/枚)、日経225マイクロなら取引単位が日経225先物取引の100分の1で手数料は10円/枚(税込:11円/枚)で取引することができ、お手軽に先物取引が始められます。

ここでは、日経225ミニ、日経225マイクロの魅力と実際の取引をご紹介します。

先物取引とは?

先物取引とは、「特定の商品(原資産)を、将来のあらかじめ定められた期日に、現時点で取り決めた価格で売買する事」を約束する取引です。前もって価格を決めておくことができるので、価格が変動する商品について、価格変動リスクを避けることができます。

日経225先物取引とは?

日経225先物取引とは、特定の商品(原資産)が「日経平均株価」である株価指数先物取引です。
現時点で取り決めた価格で「買う」約束だけでなく「売る」約束もできるため、株価下落を見込んだ取引をすることもできます。
資金の授受は、決済(期間中の反対売買による決済と、最終決済日に行われるSQ値による決済の2種類)によって確定した損益分のみで行われます。証拠金は必要ですが、元本部分の資金が不要なため、その分資金効率が良くなります。

日経225先物取引のポイント

日経225ミニ、日経225マイクロとは?

日経225先物取引には「ラージ」、「ミニ」、「マイクロ」があります。主な違いは取引単位で、ラージの場合は「日経平均株価指数×1,000倍」、ミニの場合は「日経平均株価指数×100倍」、マイクロの場合は「日経平均株価指数×10倍」での取引となります。ミニはラージの10分の1、マイクロはラージの100分の1でお取引できるため、より始めやすい商品と言えます。

先物取引(日経225マイクロ) 具体的な取引例

日経225マイクロは、いたってシンプルな取引。
まずは、具体例を参考に取引をイメージしてみましょう!

仮に、現時点の日経平均株価が22,000円付近で推移していたとします。
今後、価格の上昇を予想し、先物・オプション口座に証拠金として2万円を振替え、日経225マイクロを21,800円で1枚買付けました。

その後、日経平均は予想通り上昇し22,800円台まで上昇したため、買っていた建玉を22,800円で決済しました。

取引の結果は(22,800円-21,800円)×10(日経225マイクロ 1枚) = +10,000円

つまり、2万円の資金で、10,000円の利益を得ることができたと言う事になります。
(予想に反して、20,800円に値下がりした場合、10,000円の損失が発生します。)

※手数料、税金等は考慮しておりません。

株と先物取引(日経225ミニ、日経225マイクロ)の違いと魅力

[メリット1] 収益機会がひろがる! ~相場下落局面でもチャンス!~

先物取引は、信用取引と同様に、「売ってから買い戻す」という取引ができます。ですから、相場下落局面でも利益獲得が期待でき、収益機会がひろがります。

[メリット2] 資金効率が高い! ~レバレッジを使って効率的に取引~

  • レバレッジにより、少ない資金で大きな取引が可能
  • 差金決済(※)だから、効率の良い取引が可能※差金決済とは、受渡日に買付代金または売却有価証券の提供を行わずに反対売買の差金により決済することです。

[メリット3] 実はわかりやすい! ~銘柄選び不要!~

テレビや新聞のニュースで毎日のように報道される身近な日経平均株価に連動した商品です。ですから、株式のように銘柄選びが不要な、とてもわかりやすい商品です。

[メリット4] 少額から取引可能

日経225ミニは、日経225先物取引の10分の1の金額、日経225マイクロは、日経225先物取引の100分の1の金額で取引が可能です。

[メリット5] 高い流動性 ~売買チャンスを逃さず取引!~

流動性が低い株式の個別銘柄では、「買いたい時に買えない」、「売りたい時に売れない」といったことがありますが、日経225先物(主にメジャー限月や直近限月)は流動性が高い点も魅力の1つです。

[メリット6]FXよりも有利な税制

FXの売買益にかかってくる税金は通常(※くりっく365除く)最大50%ですが、日経225先物ではいくら利益を上げても一律で20%です。

また、損失の3年間の繰り越し控除も可能で、FXで利益を上げている人がかならず抱える税金の悩みからも解放されます。

FXでよく聞く脱税や、税金が払えず破産してしまうといったこともまずありません。

日経225マイクロ先物とFX、株の違いを比較

日経225マイクロ先物とFX、株には、取引方法や決済期限の有無、証拠金、レバレッジなど様々な違いがあります。

日経225マイクロ先物とFXの違い

日経225マイクロ先物とFX(外国為替証拠金取引)の一番の違いは、投資対象です。

FXは「外国為替」が投資の対象で、日経225マイクロ先物は「日経平均株価」が投資の対象となっています。

FXがドル/円とかユーロ/ドルといった具合に、いくつもの通貨から選んで売買する取引に対し、日経225マイクロ先物は日経平均株価のみを売買をするシンプルな取引になります。

日経225マイクロ先物は公的な取引所での取引になりますが、FXは業者と投資家の当事者同士の取引

FXのレバレッジが最大25倍に対し、日経225マイクロ先物のレバレッジは20倍程度ですが、返済期限が1セッションの取引にすることで、40倍程度の取引も可能になります。

他の違いとしましては、土日を除いた平日の24時間取引が可能なFXに対し、日経225マイクロ先物の取引時間は取引所が開いている時間に限られます。

チェック1

FXはブローカーによってスプレッドも異なりますし、会社によっては( 特に外国のFX会社 )約定の早い遅い、また日経225マイクロ先物は公的な取引所での取引であるのに対し、FXはその証券会社のルールに従うのでグレーな部分があります。

FXで国内でも外国の会社でもすべて一定の基準ではありません。

日本国内なら日本の法律が通用しますし、変な動き( 例えば約定拒否とか・出金拒否とか )をしたら即運用停止になりますし、何らかの処罰も受けるます( その程度は土のような事象であったかに起因します。  )

対して外国のFX会社の場合日本の法律は通用しません。出金拒否とか約定拒否とかが起こっても日本の法律は通用しません。( これは知り合いのFXを専業でやっている方から聞いた話です。その知り合いは海外のFX会社で取り引きしていますが、何故かというとレバレッジが日本は25倍に対し、1000倍というレバレッジの会社もあり一気に稼げるからです。しかしその人は出金するときも高額を引き出すのではなく、100万円単位であまり目を付けられないように少しづつ引き出しています。 話によると1兆円引き出そうとしたら、数千万円しか引き出せなかったとか・・、聞いた話しですので定かではありませんが、出金拒否はよく聞く話詩です。ですので一気に引き出すのではなくその人は少額づつ引き出しているとか・・。 )

チェック2

FXは通貨ペアも多くハッキリ言って動きが中々読めません。

だからFXで稼いでる人は全体の10%( 高額な利益を出している人は数パーセント )。90%の人は負けています。

日経225マイクロ( ミニ )先物の場合は、上にも書いていますが対象となるのは日経平均のみです。

FXで対象となるのは通貨ペアですが、種類も多いし上下動が色々な要因に左右されますし、そのチャートの動きは一般的にテレビとか新聞とかネットニュースから読み解く事は困難です。

その点日経225先物はニュースとかでも良く、日経平均の今日の終値はいくらですとか、日経平均が上がりそうだとか下がりそうだとかを、日常である程度の状況が耳に入ってきます。

それと動きが通貨ペアによって激しい動きをするFXと違い、日経平均先物はそこまで激しい動きはしません。

日経225マイクロ先物の取引時間

日経225マイクロ先物FX
必要な資金30,000円程度~50,000円程度~
銘柄日経平均のみ米ドル/円、ユーロ/円など、主要通貨ペアなら20種類程度
売買制限「売り」と「買い」で取引「売り」と「買い」で取引
取引時間8:45~15:15
16:30~5:30
平日24時間
手数料
11円程度
手数料無料がほとんどですが、実質手数料となるスプレッドはあります。
レバレッジ20倍程度
最大25倍

日経225マイクロ先物と株の違い

日経平均株価のみを売買をするシンプルな取引の日経225マイクロ先物に対し、数多くの銘柄から投資対象を選ぶことができるのが株式投資になります。

株式投資は数多くの銘柄の中から自分で投資対象を見つける楽しみがあり、約4,000近くある上場企業の中から将来性の高い企業をリサーチし、投資することになります。

通常、株式投資の場合、10万円を投資して10万円を取引しますが、日経225マイクロ先物は5万円を投資して50万円の取引をすることも可能で、効率よく利益を増やすことができます。

ただし、どんなに損をしても証券会社に預け入れたお金の範囲内で済み、借金を背負うことがない株式投資に対し、日経225マイクロ先物は、証券会社に預け入れたお金の範囲内以上に借金を背負うリスクがあることに注意が必要です。

あと、株式投資では企業に投資することになりますので、その企業に不祥事が発覚し、倒産した場合、投資した株の価値がゼロになる倒産リスクがあります。

その点、日経225マイクロ( ミニ )先物は、日本経済そのものに投資をしているので、倒産して購入した株券の価値がゼロになるといったようなリスクはありません。

株式投資の場合、株主優待制度のある企業の株主になれば商品やサービスの特典を受けられり、利益の一部が株主に分配されることがありますが、日経225マイクロ先物には特典や利益の分配はありません。

タイトルとURLをコピーしました