相場環境を色々始点を変えてみてみた
MAを用いた相場解説
MA解説の留意点
初めに言っておきますが、MAを使った説明は誰でも出来ます。
MAは遅行指標ですので、価格の後から付いてくるのがMAです。
また、ここではあえてMAの期間設定を明示しません。
MAの期間を変えれば、過去のチャートに対していくらでも最適化できます。
「○○期間のMA」に固定した理論と考えるのでなく、自力となる「概念」を身に付けるよう解釈して下さい。
特定の手法を使用する時以外に、期間にこだわる必要はありません。
ここでは原則的な判断として解るように説明しています。
MAによる見方
緑が長期・赤が短期EMAです。
まず、チャート中腹部は一瞥して買い方優勢の状況です。
長期MAの上に短期MA・価格が位置しているからです。
短期MA・ローソク足とも、長期MA付近で反発上昇しているのが解ります(青○)
しかし赤○でのデッドクロス後、長期MAを抜ける事が出来ず、デッドクロスという王道パターン通り下げに転じています。
この事は、赤○地点で長期MAの傾きが横ばいになっている時点である程度予測ができます。
中腹部までの長期MAは右肩上がりですが、赤○地点では水平(レンジ)状態となっており、今後の下落を予感させます。
MAは、MAの角度、MAと価格の位置関係(上下の別と乖離幅)が重要です。
グランビルの法則通りの値動きとなっています。
ここまでは教科書通りの相場が展開されています。
しかし、先述のように私のエントリーポイントは、この状態で見ると明らかに売りエリアです。
この事でお解り頂けると思いますが、MAより水平線を重視しているという事です。
MAらしくグランビルの法則を使って説明するなら、MAから乖離し過ぎた後の戻りという事になります。
しかしどこまで乖離するか、どこで戻るかは解りません。
MAに向いている手法
MAはトレンドフォロー型の売買に適しています。
例えば、本エントリーのその後を見て見ると下のようになります。
それぞれの○は、エントリー後に、短期MA・長期MAに価格が接触した地点です。
長期MAを基準にした場合は、私のエグジットポイントより約2倍程度の利益があった事になります。
このようにトレンドフォロー戦術でMAを基準に売買した場合、MAに接触しない限り利益が伸び続けます。
MAの値が建て値を超えた時点で負けが無くなり、かつ青天井に利益を追いかける事が可能です。
エントリーポイントが少々ずれてもその分大きく狙える利点があり、初心者にも理解しやすい手法です。
表示のチャートは1時間足なので、長めのホールドになります。
この間、資金運用効率が悪くなる事も考えられますので、資金や、性格・生活スタイルにあった手法を使うようにしましょう。
・・・・BBで見る相場環境に続く。