「トレンド、レンジ」「順張り、逆張り」全てに使える値幅インジケーター
インジケーター概要
限界運動量×フィボナッチ「Momentum-Fibo」作者が信頼して重宝しているひとつが「限界運動量」です。
限界運動量を簡単に説明すると、「値幅の限界値」や「レンジ幅」をローソク足の過去値幅から予測するテクニカル手法のひとつとなります。
過去のローソク足によってラインが決まるピボットをイメージするとわかりやすいかと思います。
限界運動量では過去20本分の価格を使用することが多く、現在動いているローソク足は計算に含めないため、リペイントが一切発生しないという特徴もあります。
限界運動量を使うことで適当に分析したラインではなく、誰の目から見ても明らかな「過去の値幅」を使って算出したラインを使うことになります。
自ずと多くのトレーダーが苦手な「引きつけるトレード」が、誰でもできるようになるということです。
しっかりと引きつけるエントリーをすることで、無駄な含み損とストレスの少ないトレードが実現できます。
「限界運動量×フィボナッチリトレースメント」
限界運動量の性質を最大限引き出すために検証を繰り返して、「限界運動量×フィボナッチリトレースメント」、この組み合わせが最も再現性と有用性が高いという結論になって開発されています。
具体的には、限界運動量の上限に100%、下限に0%を当ててライン間にフィボナッチラインを意図的に作り出します。
フィボナッチではご存知の通り38.2%や61.8%、23.6%などがデフォルトで設定されているメジャーな数値です。
これらの数値を限界運動量の上限下限のライン間に引くことで、普通にチャートを見ているだけでは決して発見できない隠れた水平線を見つけることができるのです。
また、フィボナッチで50%を設定することで、日足や週足などの始値にも自然とラインが引かれている状態になります。
主に4時間足以上の足では始値は意識されることが多く、強い反発が見られたりブレイク後にロールリバーサルが起こったりもします。
特に日足や週足が、陽線か陰線のどちらになるかは世界中のトレーダーが意識しています。
言葉だけではイメージできないと思いますので、実際のチャートで説明していきます。
【具体的な使用例】
いくつか実際に使えるエントリー例を紹介します。
紹介するものが全てではありませんが、このインジケーターならではの有用性が高いエントリーポイントです。
①トレンドフォロー+逆張り
②ブレイク+トレンドフォロー
③フィボナッチ+プライスアクション
④レンジ+逆張り
⑤ブレイク+逆張り
各パターン数個ずつを紹介します。
※チャートにはEMA25,75,200を表示させています。
①トレンドフォロー+逆張り
②ブレイク+トレンドフォロー
③フィボナッチ+プライスアクション
ここに週足の限界運動量を表示させると綺麗に61.8%で押し目を作って上昇の起点となっていることがわかります。
④レンジ+逆張り
一番シンプルな使い方ですがこれまで説明したように「ブレイク=トレンドの始まりorトレンドの押し戻し」という場面が多々ありますので、安易な逆張りはせずに損切りも狭くすることをおすすめします。
⑤ブレイク+逆張り
「限界運動量を超えてなお、そのまま進み続けた時」の逆張りパターンです。