二刀流バイク® GFR-02はオプションの「モビチェン」を付ければ、日本初!公的に自転車に切り替えて利用できる電動バイクです。
外見は折りたたみ自転車、中身は電動バイクとして走行でき、オプションの「モビチェン」をつければ道交法での車両区分の切り替えを認められ、利用シーンに合わせて自転車、電動バイクの使い分けが可能です。
二刀流バイク【GFR-02】概要
特徴
・100%電動、自宅でカンタンに充電
ご自宅のコンセントにバッテリーをつなぐだけ、約3時間で満充電が完了!
ガソリンスタンドにわざわざ行く手間なし!
1回の充電で約14円程度、ランニングコストが安いのも電動の魅力!
・カンタンに折りたためコンパクトに
約19kgと軽量設計だから、カブや原付スクーターに比べると重さは約1/3。
そのため女性でも取り回しが楽にできる。
工具も使わずカンタンに折りたたみができコンパクトになるので、車のトランクに入れて旅先での観光や、アクティビティ(釣りの移動、キャンプなどアウトドア)として利用も可能。
輪行旅行にいくユーザーさんも多数。
また、コンパクトに折りたためるのでアパートの玄関に保管できるなど置き場所にも困らない。
・駐輪場に停められるサイズ感
駐輪場に自転車として停められるサイズ感でとりまわしもスムーズ。
オプションのモビチェンを起動させれば自転車として認められるので駐輪場に止められ、止める場所を探す手間が省ける。
・ちょっとそこまでの日常使いを楽にスピーディーに
これまでは自転車を漕ぐのがパーソナルモビリティの基本で一択だったが、漕がずにスロットルを回すだけで最高速度30km/hで近距離移動をスピーディーに。
坂道も漕がずに上る力強さもあり、自転車のように漕ぐ場合も、後輪のモーターがアシストしてスムーズ。
・バッテリーがインフレームでスタイリッシュな外観
折りたためることで、バッテリーをフレーム内に収め、アシスト自転車のようにバッテリーが外に出ることなくスタイリッシュでスポーティな外観に。
具体的な場面
CASE1 通勤にも、都合がいい
モビチェンで電動バイクから自転車に切り替えれば、自転車用の駐輪場にも都合よく駐められる。
飲み会のあとは、折りたたんでタクシーに都合よく積められる。
運動したいときには自転車として都合よく走ればいい。こんなに通勤に都合のいい電動バイクが、ここにありました。
CASE2 ツーリングにも、都合がいい
自転車感覚で乗れるから、ひとりで走るのも、ふたりで走るのにも都合がいい。
クルマに乗せるのにも都合がいい。
旅先の景色にも合う。写真のジャマにもならない。こんなにツーリングに都合のいいバイクが、ここにありました。
日本初の二刀流バイクは何故できたのか?
モビチェンってなに?電動バイク(原付1種)と自転車を切替えて使う、日本初の二刀流バイクは何故できたのか?
現在の日本の道路交通法では、ペダル付き電動バイクはいかなる時も電動バイク(原付)扱いになりますが、大通りで交通量が多く自転車のとして自歩道に逃げたくてもこれまでは押し歩きしかできませんでした。
また電池残量が少なくペダルを漕ぐだけで乗る場合も同様に原付のため車道を走らないといけないなど、現在の法律が制定されてからだいぶ時間もたち、技術の進歩に法律があっていないと感じていました。
glafit社は「規制のサンドボックス制度」を通じて実証実験を行い、約4年をかけて「モビチェン」機構を開発しGFR-02に取り付けることで、電動バイクと自転車の切替えを道路交通法で認められる国内唯一の車体となりました。
※なお、モビチェンは不正取付けを防ぐためEC販売はおこなっておりません。
エレベーターにも入る!玄関にも置ける!
トランクにも積める公共の乗り物にも持ち込める!
モビチェンをもう少し詳しく説明
モビチェンとはモビリティ・カテゴリー・チェンジャーの略称
モビチェンは、glafit株式会社が2021年6月に「電動バイク(原付)と自転車の車両区分の切替え」を道路交通法の上で公的に認められた電動バイクに取り付けられている、切替えの時にナンバープレートを覆う自転車のピクトグラムが表示される部分と、覆っているときにはバイクの電源が電源ボタンを押しても入らないよう電子制御された機構システムのことです。
正式名称は、モビリティ・カテゴリー・チェンジャー®といい、略称として、モビチェン®と言われています。この機構を取付け、ルールに則り運用しているバイクが、電動バイクと自転車の切替えを認められます。
モビチェンは、これまで一律で「ペダル付き原動機付自転車は原付」とされていた道路交通法を、実際の走行状態に合わせて適用される道路交通法上の扱いも切り替えるという、これまでに無い、まったく新しい考え方を実現しました。
上の写真を見ると、自作でナンバープレートを覆っていたらいいのではないか?と思っていませんか。
自作でナンバープレートを覆っているだけでは、道交法での切替えを認められません。
切替えを認められる車両は警察庁で審査の上、認定されたもののみとなります。違法な改造は行わないようにしましょう。
※電動アシスト自転車との切替えも同時に認められているそうですが、GFR-02では普通自転車との切替えとなっているようです。
今後はアシスト自転車との切替えができるGFRシリーズができることを期待します。
電動化された今の乗り物と法律のギャップ
現在の道路交通法は1960年(昭和35年)12月に施行されたものです。
当時からは技術革新が進み、電動アシスト自転車が開発され電動アシスト自転車の新しい法律が追加されたり、一方で第1種原動機付自転車の事故の多さからヘルメット着用義務化になるなど、昭和時代の法律をベースにして、技術革新による新しい乗り物に都度対応してきました。
しかし、原動機を基本とした乗り物から、電動モビリティへのシフトが加速されたことにより、これまでの道路交通法とは乖離している部分が出てきていました。
この「ペダル付き原動機付自転車」も、過去には自転車に原動機を付けた「バタバタ」と呼ばれ昔からある乗り物です。
しかしながら、昔と違いで走行スピードや電源のON/OFFが電子制御でできるようになったことなどもあり、モビチェンを付けた車両が電動バイクと自転車と切替えて使うという事が、現行法の解釈変更で認められました。
また、昨今の新しい動きとして、「特定小型原動機付自転車」という電動モビリティを対象にした法改正の施行が2023年7月となっています。
規制のサンドボックス制度を利用したチャレンジ
2017年にクラウドファンディングで人気を博したのがglafitのGFR-01でした。
当時のクラウドファンディングの日本記録を超える1億2800万円を集め、その後は一般販売も行い、日本国内に「漕げる折りたたみ電動バイク」として広く認知されました。
一方、GFR-01のユーザーから多くの声がglafitに寄せられます。
「電源をきった状態の時は、電動アシスト自転車よりスピードも出ないので、自転車扱いにならないのか?」
「バッテリー残量が少ないので自転車として漕いでいるときは、自動車などスピードが速い乗り物と同じ車道を走るよりは、避けられる歩道などを走行できるようにならないか?」といった、いつでも原付扱いの現状への法律面での改善要望でした。
当時はなかなか法改正は難しいといわれており、関係省庁と個別に折衝していくことになるため、相談窓口が多くなり、且つ同内容でも担当省庁での見解が分かれるというようなこともありました。
2018年6月、規制のサンドボックス制度(新技術等実証制度)が創設されたことをきっかけに、規制のサンドボックス制度を通じて、ユーザーから寄せられた「自転車走行時は法律としても自転車として認めてもらうための実証実験」を行い、政府一元的窓口の支援を受け、各省庁との折衝が進められました。
実証実験により、電源を切った状態でペダルを漕ぐだけの場合は、自転車と同等であるという事をまず認めてもらいましたが、まだこの時にはモビチェンの概念はありませんでした。
この後、1台で電動バイクと自転車を切替て使うための問題点の整理を行い、主に警察庁との折衝の中から開発されたのが、モビチェン機構でした。
モビチェンは、なぜボタン一つで開閉しないのか?
電動バイクと自転車の切替えが仮にできた場合、どのような問題点や心配な点があるのかが、モビチェン機構開発のポイントになりました。
①歩行者からの視点
・切替えたフリをして、自転車ではなく電動バイクのモードで歩道を凄いスピードで走行する人がいるのではないか?
・自転車で走っているのかバイクで走っているのかわからないと怖い。
②取締りの警察官の視点
・自転車で走っているのかバイクで走っているのか明確にしないと取締りが難しい
・走行中簡単にボタン1つで切替えられてしまうと、警察官を見かけたときだけ切替える人がでてしまうのではないか
・確実に電源を切った状態であることを担保したい
③ユーザーからの視点
・安心して合法的に自転車扱いとしても走りたい
・違法でないことを周囲にも理解されるようにしたい
このような各々の視点での問題を解決するために考え出されたのが、モビチェン機構です。
まとめ
モビチェンっていったいなに? という事で、モビチェンが開発された経緯や、モビチェンを付けたGFR-02の利点についてまとめてみました。
主として電動バイクとして利用しつつ、シーンに合わせて自転車に切替えて使えることで、安全性や利便性が増すことがわかりました。
電動バイクなので
・原付の運転できる免許証を必携
・ナンバープレートの取得
・自賠責保険に加入
・ヘルメット着用必須
となります。
自転車の扱いになるのは道路交通法上になりますので、道路運送車両法上は原付ですので保安基準をみたしていることが必要になります。
また、自賠責保険に加入しているので、万一の事故の場合には自賠責保険対象になります。
電動バイクと自転車を1台で切替えて利用できる、まったく新しい概念の電動モビリティの登場になりますので、自分の生活にどのように取り入れるといいか想像してみると楽しそうですね。