FXトレードの実際
テレワークが増える中「堂々と在宅でトレードをマルチタスクできる」と喜んでいる人もいるかもしれません。
今回は、在宅、専業、独身、トレーダーの私が、在宅トレードが増えることの注意点を上げておきますので、最近在宅ワークが増えた方は参考にしてください。
専業トレーダー(在宅生活)に転身後、丸一年ほぼ寝たきり状態になったことのある私の、経験則からくる老婆心の忠告であります。。
主に精神面と身体面に関わる問題ですが、この2つは相互に影響を与えますし、両方ともトレードにガッツリ影響するので十分注意が必要です。
精神面
トレード頻度増加
時間制限から開放されたシロウトは過食になりがちです。
監視時間は少ないより多い方が有利ですがトレード頻度には注意が必要です。監視時間が増えればチャンスもリスクも増えます。
(初心者は)トレード頻度に気をつけるだけで多くの事故トレードを防げるものです。
中毒性
アルコール依存症の人をワインセラーの小部屋に閉じ込めると危険なのは解りますが、健常人でも出てくる事には立派に出来上がってるかもしれません。
目の前に動くチャートが表示されっぱなしの環境は簡単にトレード依存症を引き起こします。ポジポジ病を根性で抑えるのは困難です。ずっと見てると引き込まれてしまうので、トレード以外に集中できるものを持ちつつチャート監視も怠らないのがベストです。簡単ではないですけどね。
アマゾンプライムビデオ、アメバも役立ちます。
焦燥感
「有り余る時間を使って何もしない」状態は勇気がいります。労働作業と同じように「もっと仕事しなければ」を「もっとエントリーしなければ」と考えると十中八九失敗します。
特に先行き不安な情勢が続くとき、不安感・緊張感からも安易なトレードに逃げたくなりますがトレードに焦りは禁物です。あなたは、世界的に不安が蔓延し大勢がそのような環境にあることを踏まえて、動くんです。
孤独感
私は毎日ほとんど言葉を発せずに生活しています(苦笑)。無人島並です。
一人で稼げるのがトレーダーの強みでもありますが、独身で急に一人生活になったなら注意してください。社会性を急に絶つと潜在下で不調が進みます。
孤独に打ち勝つのはトレーダーの課題でもあります。どうしても寂しいときはこのブログも多少の役に立つかもしれません。無人島にようこそ。お茶と座布団くらいしかありませんが。。
ゲシュタルト崩壊
同じ文字をずっと見て(書いて)いると全然違う形に見てくるアノ現象です。
チャート分析は偏向しない方が良いですが、ずっと見てると何でもトレードチャンスに見えてくるので結局偏向してしまいます。既に正しいルールを持っている場合も、いつもとチャートが違って見え、違った判断につながる事があるので注意しましょう。素チャート分析はいつも有効です。
身体面
リズム
生活リズムが変わると、日々の行動パターンや判断基準も変化します。良い方向へ変化すれば良いですが、急に(外的な要因で)在宅環境に入ったのなら在宅トレードの準備ができているとは言えません。
慣れるまでは会社のときと同じリズムで生活するのが良いでしょう。
血流
- 運動不足は血流の悪化を招きます。血流は全身、内蔵、全てに関与しています。在宅が続くと可動領域が減り肩こりのような状態が全身に及んでいます。
適度なアルコール摂取でも多少改善できますが、食事と運動に勝るものはありません。ストレッチ、風呂、散歩などが最適です。食生活について私は偉そうな事は言えませんが、、コーヒーは血管の収縮作用があるので飲みすぎに注意しましょう。私は毎日飲んでますけども。。
緊張のゆるみ
メンタル面とも言えますが、他人の監視の目がないとダラダラしやすくなります。対策を持たず一人で規律を保つのは至難です。自宅であっても身なりを整えたり、姿勢を保ったり、表情をキリッとしたりしてみるのも良いでしょう。男性なら、髭そったり、整髪したり、パンツを履いたり(笑)、ですね。誰も見てないからとパジャマで過ごすと身体が休みモードにセットされやすいです。トーシロがお休みモードで参戦して勝てたら、へそで茶が水蒸気爆発しますよね。