手法の限界域

3Mの役割分担

リモコンのボタンを押す為に、
筋トレを始める人はいませんよね(笑

でも、それぐらい意識を変える方が良いです。
FXトレードでは「簡単に見える事」でも、全力で考えましょう。

FXトレードは、状況次第でクリックさえできなくなります。
日常生活では容易なほとんどの作業・選択・決断の難易度が上がります。

想像以上に、楽な仕事ではありません。
(軌道にのるまでは)

難易度、容易度

1、初級者と上級者で、段階別に戦略をチョイスしなければならない
 ※これは「方法の選択」に見えるが「段階別」というところがミソ


2、勝っている(勝ち始めた)場合、手法に手を加えてはいけない
 ※改善は改悪を意味し、現行の別線上に向かってしまう為

3、見た目には今後も同じ事を繰り返すが、内部的にはチャンス視野を広げるようにする
 ※2のままだと実はジリ貧になる為

という話の中で、前回、

「同じ事を続ける事自体が難しい」 

とさらっと言いましたが、これも重要なファクターです。 

2のレベルになるのも少数派ですが、その次もやっぱり難しいという事です。

ここを、聞き流さずに、深く理解して欲しいんです。

「ちょっとでも勝ち始めたら、後は同じ事をするだけ」
と、易く構えていると、挫折してしまいます。

鼻歌まじりで挫折するほど恥ずかしい事はないですよ。

手法の役割の限界

プラス50pipsの人がプラス1000pipsを狙ってはいけないと説明しました。

1,000pips狙う事がいけないという意味ではありませんよ。
年間10,000pipsの手法もあります。

では50pipsの人はどうやって
今以上に稼ぎを増やすのかと言えば当然、ロット調整です。

優位性ある手法を確立したなら、
次のフェーズは手法でなく資金管理です。

ここも意外に、気づけません。
(FXの醍醐味であるにも関わらず)

手法に何でも押しつけてはいけません。
手法の守備範囲にも限界があります。

特に、勝ち始めの、いわばウィナービギナー(?)とも言うべき「新参勝者」は、
今より収支を増やす為に、手法に新たなロジックを加える事を考える傾向があるので注意が必要です(修正も同義)。

実力はあるが経験の浅いルーキーが犯しやすいミスです。
ここでは手法は変えず、ロット調整(資金管理)の出番なのです。

ロットを変えずに勝ちを増やす方法もありますが、
これは相当に難易度が高いのは、考えれば解ります。

なぜなら、

ロットを変えずに収益を増やす為には、
pipsを増やすしかなく、
(※後述注意書きあり)

一定期間の値動きに限界がある以上、

pipsを増やす為には、
売買回数を増やすしかない

からです。

そして
売買回数を増やすほど、コストも高くなります。

また、
普通に考えて、相場にチャンスは期待するほど多くは無いものです。

ぶんぶんバットを振り回すより、下手でも一球ずつ良く見て打つ方が、
体力的にも集中力的にも良いパフォーマンスが得られるという事です。

数式で表すなら、

収支 = ロット × pips × 回数 + (回数×手数料)

回数を増やすと同時に手数料も増えます。
かつ、少額pipsの売買を繰り返す事になるので、コスト比率も悪化します。

長期売買の手数料(スプレッド)は無視に値する誤差程度ですが、
スキャルのそれは看過できない問題なのです。

売買回数を増やさず、
限られた値幅(pips)の中で、
収支を増大させる為には

ロットを上げるのが効率的、というより、
数式上、そこしか上げるところがありません。

反芻になりますが、
売買回数を増やして勝つ事は、難易度が高くなるのです。

つまりその逆が、難易度を下げて勝ちやすいと言えます。

「だけ」だけではダメ。

話を戻します。

つまり次は、手法でなく、資金管理が必要で、
やり方を変えずロットを変える「だけ」という事です。

この「だけ」が簡単な様で、難しいです。

基本的に、ロットを増やせば損失時のダメージも増えます。
これまで勝ってきたペースより、これからの平均損失額が上回れば、一時的に負けやすく感じます。
(実は勝っている場合も含む)

深めのドローダウンと重なる可能性もあるでしょう。

さらに、
金額が増えるほどマネープレッシャーが”青天井”に上がります。
幅10cmの平均台も、地上とビルの屋上では恐怖心が違います。


経験者でも身の丈以上のロットを張ってしまうと、単純なルールさえ守れなくなります。

恐怖と欲は、それほど身体の行動を制御不能にしてしまうのです。
この原因は本能・情動・煩悩といった、内面的な弱さ・強さに左右される為です。

もうお解りかと思いますが、つまり、資金管理には(も)メンタルが重要になります。

手法→資金管理→メンタル

あっという間に、手法からメンタルの話になってしまいましたが、
論点のすり替えで無いのは、お解り頂けると思います。

手法を変えずにロットを変える為には、メンタルを大きく変える必要があります。
(見た目は同じ!、心は大人!、みたいな)

ここに、手法・資金管理・メンタルの3大要素全てが集結しています。

主語を省略して書くと
『「変えない為に」変える』為に、変える必要がある。

です。
(いや、余計解らんし;省略した意味も解らんし)

(訳:手法を「変えない」為には資金管理を「変える」しかないが、そのためには大きくメンタル「変える」必要がある)

メンタルを、すぐに直せるでしょうか?

性格や環境にも依存するため一概には言えませんが、
机上の座学より難易度が高いのは間違いないでしょう。

必ず経験を通じて、身体で記憶する必要があるからです。

だから難しいんです。
だからFXは、訳もわからずみんな手法を追っかけて負けていくんです。

難しいんです、

が、不可能ではありません。

逆に言えば、メンタル強化は老若男女を問わず行えます。

学歴も、生まれも、容姿も、年収も、敗因になりません。


負けて、諦めて、学習から去ってしまう人の方が多いんです。

敗退して相場を去る人を負け犬とは思いません。
私も「やっぱ、ムリか」と何度、虚無に寄られたか解りません。

気持ちが切れれば。

一歩間違えば。

誰でも落伍者を選択可能なのです。
句点を打つだけで誰でも物語(夢)を終わりにできるのです。

生存者の違いは「諦めたか/諦めなかったか」が分かれ目になっています。
能力・才能、そういったものとは違うと思います。

みなさんが「トレード強化に必要なメンタルの一部を持っている
と思われる方は、自信をもって頑張ってください。

また話が逸れてきたので戻しますが、、

言いたい事は、

前回までの話で、
なんとなく「簡単に勝てそう」と感じたなら、それは誤解だよ、という事です。

決して「○○するだけで勝てる」と言っているのではありません。

「あなたも一日五分クリックするだけで」
「勝率80%」

こんな表現にイラッとするのは「嘘ではないが誤解を招く」からでしょう。
FXを舐めた表現だし、FXを舐めた人を集めるだけなので、勝たせようとしているように感じられないからです。

「誰にでも勝つチャンスがある」のと
「誰でも勝てる」は違います。

私が言っているのは前者の方で、

そのチャンスを現実化するのは(最後は)メンタルで、
それを可視化するのが手法といえるのではないでしょうか。

メンタルを維持する為に手法があるようなカンジですね。
決して一日五分という軽さ・楽さを求めてはいけません。

後書き

・同じ事をするだけ
・ロットを上げるだけ

というのは、一周回って、中級者の仕事で難しい。

「初心者でも出来るが、中級者でも難しい」事です。

またも表現が矛盾して感じますが、ここまで読んでいるなら、
真意は解って頂けますよね。

リモコン押す為に、筋トレするような、
そんな意識で構えておく方が、後で楽だと思います。

簡単そうに見て簡単ではありませんよ。

また、手法と資金管理の目的を次のように役割分担すると解りやすいです。

●手法:期待値プラス
●資金管理:(1)安全、(2)効率

私は資金管理を「守りの資金管理」「攻めの資金管理」の2つに分けて考えているので、上記も2つに分けています。

順番としては

守りの資金管理 ⇒ 手法 ⇒ 攻めの資金管理

の順にマスターしていきます。

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