岡安盛男のチャート分析のコツ

今回は、チャート分析のコツについてよくいただく質問にQ&A形式でお答えしていきます。

チャート分析のコツ

Q. トレンド系指標とオシレーター系指標の違いは何ですか?

A. トレンド系指標は主に上昇、下降といった大きなトレンドの方向性を見るのに適しています。

 オシレーター系指標は実勢レートの短期の振幅から売られ過ぎや買われ過ぎを判断するもので、主に        短期売買の判断に適しています。

Q. できるだけ多くの種類のテクニカル分析を使えるようになった方が良いのですか?

A. 自分が信頼のおけると思うものをいくつか見つけてそれを習熟する方がいいでしょう。

 多くのチャートを中途半端に身につけても、かえって迷うことになります。

Q. パターン分析は、日足や週足だけでなく、時間足や5分足でも同じように使えますか?

A. 基本的には同じです。

 ただ、足が短くなるほど典型的な形が出にくくなり、出現する時間も短いですからわかりにくくなり、騙しも多くなります。

1分足では実質使えないと思います。

Q. いくつかのチャートでチェックしてみた時、それぞれ反対のサインを発していた場合はどう考えればいいですか?

A. どんなチャートでも万能ではなく長所短所があり、また騙しもあります。

 基本的には複数のチャートで同じサインを発していればより信頼性が高まりますが、あまり多くの数にこだわっていると売買のチャンスを逃してしまいます。

 2つか3つのチャートを組み合わせた信頼できるパターンを探しましょう。

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Q. ティックはどういう時に使うのですか?

A. ティックはレートの変化する度にチャートが動くため、秒単位で値動きをチェックすることができます。

1分足ではわからない細かな動きを見ることができるため、スキャルピング取引などではティックチャートに切り替えて見ておけば、利食いや損切りの目安にもなります。

Q. 示されたサインが本当なのか騙しなのかを見分けるにはどうすれば良いですか?

A. 基本的にはチャートのパラメーター(計算期間)を変更して考えていきます。

 例えば長期と短期の移動平均線を比較してみると、長期の方が動きは滑らかになり騙しは少なくなりますが、実勢レートの動きに遅れてタイミングを逃しやすくなります。

 反対に短期の方は、実勢レートの動きに素早く反応しますが、その分チャートの振幅が激しくなり騙しが多くなります。

 やはりダマシを防ぐには、複数のチャートを組み合わせて試しながら対応し、さらにファンダメンタルズなども頭に入れておくと良いでしょう。

Q. 実践で役立ちそうな珍しいテクニカル手法などが他にあれば、教えてください。

A. 最近注目されるチャートでは、平均足(コマ足)があります。

 平均足は、ローソク足の始値や終値などに修正を加えたもので、トレンドの継続と転換がローソク足よりも視覚的にわかりやすいことに特徴があります。陽線が続けば上昇トレンド、陰線が続けば下降トレンドと見なすことができ、前日の実体線よりも短くなればトレンドの変化を示します。またヒゲの長さによってもトレンドの勢いの強さや変化をつかむことができます。通常のローソク足と比較しながら見たり、オシレーター系と組み合わせることで、より信頼性が高まります。

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